保育園の求人と鹿児島県、鹿児島市でお子様の成長を見守る想い | 代表あいさつ

私の子どもの頃は、どこに行っても子ども達がたくさんいて、すぐ友達になって遊んでいました。暗くなるまで、外で夢中になって遊んだものです。子ども達の間では仲間意識が芽生え、大きい子が小さな子の面倒をみていました。小さい子は、大きな子の真似をし、色々なことを学んでいました。その学びによって、人間性や社会性が培われていました。

人間はやはりコミュニケーションを図ることにより、感性が磨かれていくものだと思います。現代においては、少子化や社会ルールなどの目まぐるしい生活環境の変化により、集団生活の場以外では、コミュニケーションを取る機会が少なくなりました。結果、一概には言えませんが、インターネットなどで良いか 悪いかを調べて、それだけで判断してしまう人が増えているように思えます。毎日のようにマスコミの報道で虐待や悲惨な事件を聞いてしまいます。これももしかしたら幼少期からの保育や教育における関わりが行き届いていなかったのかもしれません。城山保育園は、開設から半世紀が経ちました。当初は働く人達への就労支援を主として運営してきましたが、現在では、就労支援はもちろんのこと、豊かな感性を育てることも重要 な使命と心掛けて、運営にプラスして取り組んでいます。

職員も日々勉強です。子ども達の行動からたくさんの学びを受け、経験豊かになっていきます。「保育は人なり」と私はよく言いますが、テレビや機械、デジタル機器ではとうてい子ども達を育てることはできません。人間としてのコミュニケーションを図らないと感情が芽生えないからです。これから先、IT技術が進歩することにより、さらに利便性は上がりますが、逆に生活環境は閉鎖的になっていくのかもしれません。

子ども達の育ちには専門性の高い保育者が付き、発達を良い方向へ向けてあげないといけません。どうしても保育は最終的には人としての関わりが重要です。保育はどういったことをするのかというマニュアル的要素だけでなく、子ども達にとって、何が最善かということに真剣に向き合って考えられる人がこれから先の保育もリードし、柔軟に対応できていくと思います。

日々、社会情勢が変化し、保育所に求められるものも変わっていきますが、子ども達が健やかに育ってほしいと願う心に変わりはありません。変わっていくもの、変えてはいけないものを、しっかりと見極め、これからも、子ども達への最善の保育が提供できるよう、努めていきます。